top of page

匠の技

  • 小林孝男
  • 2016年10月23日
  • 読了時間: 2分

 仙台市教育委員会文化財課の「仙台城跡石垣見学会」に参加しました(10月22日)。何十年ぶりかで徒歩で青葉城を登り、高校時代のことをふと思い出しました。テニス部に入部した一日目、学校からランニングでこの山を登らされ、「これはとても無理だ」と判断、一日で退部などということもありました。

 さて、本丸北面石垣は地震による被害も修復され、美しくそびえ立っていました。正に匠の技です。感心してしまいます。修復にあたっての発掘調査で、現在の石垣の内側には、築城当時の石垣、その後の時代の石垣とがあり、現在目にする石垣は三世代目なのだそうです。1万個に及ぶ巨石を切り出し、運び、加工し、積み上げ、完成させるには、どれだけの時間と、苦労と、犠牲が伴ったのでしょう。設計図はだれが描いたのでしょう。現場の実際的な指揮はだれが執ったのでしょう。いろいろのことが気になってきます。

 見学会では、初めて見る酉門跡の石垣も見学しました。こちらは当時も普段はあまり人の目に触れるところではなかったため野面積みで、技巧をあまり凝らさない素朴な感じの石垣でした。とても親近感を覚えます。そういえば昔の職場の近くには、「石切町」とか「唸坂(うなりざか)」など、石垣造りと深い関係のある地名が残っていました。仙台城の歴史は、案外私の生活の身近にあったのです。


 
 
 

コメント


© 2023 by Conferences Website. Proudly created with Wix.com

bottom of page