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点と線

  • 小林孝男
  • 2017年3月16日
  • 読了時間: 1分

 毎月第3木曜日に、北六番丁の六幽庵(りくゆうあん)が開放され、自由に見学することができます。外に出たついでに、六幽庵庭園を拝見してきました。江戸時代、北六番丁は武家屋敷の街区であり、庭園の趣はその昔を彷彿させるものでした。

 六幽庵の中では、お菓子とお茶を無料でご馳走になることができます。お茶を頂きながら茶室の係の女性と歓談したのですが、この場所は伊達家の家臣塩沢某の御屋敷があったところで、毒見役をしていた人物であった、というような話をしてくださいました。

 家に戻り手元にある江戸時代の古地図で確かめたところ、この辺りは薬本寺の境内だったように読み取れます。六幽庵の女性のお話しも、古地図が示す事柄も、「点」の情報でしかありません。江戸時代という長い時間の帯の中で、色々の変遷があったはずです。何百年もの歴史を、どの「点」で捉えるかによって見え方は大きく異なることでしょう。さらに「線」で捉えていくためには、かなりの努力と想像力が必要になります。「点」と「線」を意識しながら、歴史の謎解きにチャレンジすることは、なかなか面白い作業です。


 
 
 

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