したたかな叫び
- 小林孝男
- 2017年4月29日
- 読了時間: 2分

ウォーキングがてら、久しぶりに中山鳥滝不動尊と旧中山街道沿いの茂みの石碑(中山二丁目)の写真を撮ろうと家を出ました。不動尊では予定通り何枚か写したのですが、石碑の写真はダメでした。というのも、以前も書きましたが、そこは私有地で入口には進入止めの鎖があるのです。いつもならそれをこっそり跨いで入っていくのですが、今日は丁度入口付近の道端で高齢の男性が作業をされていて、ちょっと気が引けて鎖を跨げなかったのです。後になって、その方に気軽に話しかけて、石碑の由来などを御存じないかお聞きすればよかったと、反省しきりです。私の「出会い下手」は昨日今日始まったわけではありませんが・・・。
帰り道、中山のバス通りを歩きました。すると並木の桜が、根元から何本も切られている区域がありました。恐らく病気で弱ったのでしょう。最終的には根元部分も処理され、アスファルトで完全にふさがれてしまいますが、その作業がまだ終了していない区域でした。そこを通った時、「おや?」と立ち止まってしまいました。誰かが切株に優しい気持ちからか水をかけてあげたようで、切り株の表面が濡れているのです。隣りの切り株も、その隣りも・・・。しばらくして、はたと気付きました。それは誰かが水をかけたのではなく、桜の木自身が地中から吸い上げた水だったのです。「てめえらの都合で俺の体を切り刻みやがったが、どっこい、俺はまだ生きているぜ!」と、したたかに叫ぶ木の声が聞こえてきそうでした。生命力のすごさに素直に感動。



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