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木町通りの守り本尊・千手観音

  • 小林孝男
  • 2017年6月15日
  • 読了時間: 2分

 バスの車窓から「千手観音例大祭」の赤いのぼりを目にしたのは、1か月半くらい前のことでした。場所は北山トンネルを出て、しばらく南進した付近です。「この辺に千手観音があったけ?」。さっそくインターネットを見たり、地図を調べたのですが、解答になかなかたどり着きません。お祭の日にそのあたりをぶらついて探してみようと決意したのですが、あいにく当日は雨で二の足を踏んでしまいました。

 今日、歴史を学ぶ講座で町に出たついでに、大町から木町通を徒歩で北進し、千手観音の場所を確認することにしました。ありました、ありました。正直言って「へ~」と思うような場所にそれはありました。密やかにたたずむお堂を発見したときは、ちょっと感動してしまいました。

 由来をかいつまんで紹介しますと、「木町通り北八番丁に住む足軽加藤作左ェ門は、病気やその他の不幸が続き悩む中、千手観音に祈願を掛けた。するとお告げがあり、七北田の大沢付近の荒れはてた御堂の中に千手観音を発見する。家に持ち帰り朝夕信心に励んだところ、病魔は去り家運も隆昌した。聖徳2年(1712)、息子の幾右ェ門は木町通に御堂を立て、加藤家の千手観音を遷座し、その後は木町通りの守り本尊として、町内で深く信仰が続けられてきた。」というものです。

 近代的な街並みの中にすっぽりと埋もれてしまいながらも、300年前のドラマを今なお伝え続ける千手観音堂に、敬意を表します(看板は「宗教法人 千手観音教会」となっています)。


 
 
 

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