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人ごみのど真ん中に

  • 小林孝男
  • 2017年7月27日
  • 読了時間: 1分

 北鍛冶町、二日町、国分町、南町を歩きました。奥州街道道筋に割り振られた町屋であり、江戸時代には大いに賑わいを見せていた地域です。明治に入ってもしばらくの間、やはり仙台の幹線道路として重要な役割を果たし、多くの人々が行きかっていたはずです。

 明治13年(1880)、バプテスト派の宣教師が6名の信者をもって仙台第一浸礼教会を設立しました。これが仙台最初のプロテスタント教会ですが、設立した場所は当時の幹線道路・奥州街道道筋の二日町でした。切支丹禁制が解かれてさほど年月が経っていない時期、キリスト教を奇異な目で見る人々のど真ん中に、自分たちの拠点を作ったのです。すごいことだと思います。ほぼ同じような時期に、別のグループも教会を設立しています。これも幹線道路・奥州街道道筋の国分町です。

 旗幟鮮明にする生き方は、勇気がいります。いつも緊張感が漂うことでしょう。それだけに生きていることの実感や、その喜びを豊かに感じ取ることもできるのです。うらやましく思います。

 現代社会を生きる私たちは、複雑な世の中で平穏に生きる知恵として、旗幟鮮明にするよりは、世間体や評判を気にし、トラブル回避の気配りを大事にする常識を身に着けてしまっています。それでいいと思うのですが、それでいいのかとも思います。


 
 
 

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