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キリシタンの里?栗生 その1

  • 小林孝男
  • 2017年11月19日
  • 読了時間: 1分

 JR仙山線の陸前落合駅から徒歩10分程度のところ(仙台市青葉区栗生5丁目)に、鬼子母神堂があります。奇祭といわれる鬼子母神祭は今でも毎年行われています。旧暦8月15日の夜に、地域の限られた家の戸主だけ(昔は9軒)で、ひっそりと行われてきました。月が昇るころ、戸主が着物に袴姿で供え物(生魚2匹、赤飯、新米、煮物、お神酒などに12膳の箸)を携え縁側から出てお堂に向かいます。お堂への行き帰りは人に会わないようにし、人影を見かけると身を隠し通り過ぎるのを待つのだそうです。家の者たちは戸主がお堂から戻るまで無言で待たなければなりません。

 この奇祭は隠れキリシタンの行事との見方があります。祭の日8月15日は、マリア被昇天の日であること。左手に幼児を抱く鬼子母神像は、キリストを抱くマリアに見立てることができること。供える12膳の箸はキリストの12弟子を示唆しているのではと思われること。供え物が浦上のキリシタンの酒食と共通するとの見方があること。地域の限られた家だけで、ひっそりと行われていること。こういったことが理由となっています。

 キリシタンの行事とする見方には異論もあるようですが、興味深いものがあります。なお、NHKなどの取材も風習を守るために拒み、現在も昔ながらにひっそりと行われているとのことです。


 
 
 

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