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キリシタンの里?栗生 その2

  • 小林孝男
  • 2017年11月19日
  • 読了時間: 1分

 栗生5丁目の鬼子母神堂から徒歩5分程度の所に、薬師堂があります。この地にあった真言宗万代山薬師寺の境内に、五郎八姫(いろはひめ)が薬師堂を建立し、祈祷を務められたと伝えられています(五郎八姫の仮御殿があった場所・西館跡は、薬師堂から10分程度の所にあります)。

 そのお堂の中に「ろうそく食い」と呼ばれる小さな木像が、薬師如来像の隣りに安置されています。女性像と思われますが、私は一目見た時、ルオーが描くキリストの姿を思い浮かべてしまいました。表情が日本的ではないのです。そしてこの木像の口の下には、小さい十字が彫られています。「ろうそく食い」の命名の由来ですが、口下の十字を隠すために蝋を垂らしたため、知らない人が見れば蝋を食べているように映ったので、「ろうそく食い」という妙な名前が付けられたのではと考えられています。

 この木像をいつ、だれが、なぜ薬師堂に納めたのかは不明ですが、キリシタンであったと言われる五郎八姫が建立した薬師堂に、十字が彫られている木像が安置されているのです。キリシタン信仰と結び付けて考えることも、あながち的外れとは言えないでしょう。


 
 
 

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