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アリガタヤ、アリガタヤ

  • 小林孝男
  • 2018年11月15日
  • 読了時間: 2分

 11月第3木曜日、ボージョレ・ヌーボーの解禁日。特別にワイン好きというわけではありませんが、四季の移ろいを感じる年中行事なので、今年も解禁当日に律儀にヌーボーを堪能しました。ホロ酔い気分で、最近すっかりご無沙汰しているブログの更新に挑戦しました。マニアックな話題で申し訳ないのですが・・・

 11月に入ってから、私はとても貴重な資料と出会いました。一つは明治19〜45年(1886~1912)に、仙台に住んでいたキリスト教各教派の宣教師の住所が、年度ごとに一覧になた資料です。その資料は『デフォレスト館建造物調査報告書』の中に掲載されています(K牧師から教えていただきました)。その一覧表の元となったのは、『幕末明治在日外国人・機関名鑑ージャパン・ディレクトリー』です。戦前に横浜・香港などの開港場で発行された「ジャパン・ディレクトリー」と呼ばれる一連の在日外国人・機関の名簿を復刻したものです(全46巻・別巻2)。ペラペラめくって分かったことは、明治以降、住居表示の仕方は何回か変更されてきたはずですから、単純にその資料に記されている住所から、現在のどこに当たるのかを、正確に探ることは出来ないということです。その点を解明するという新しい宿題ができ、何となく気合が入ってきました。

 もう一つの資料は、『今昔マップ on the web』です。以前はダウンロード版だけでした。たまたまweb版があることを知りの覗いてみたところ、今まではなかった航空写真データも使用できるようになっていました。私は以前から江戸時代の中山街道が、現在の地図上でどのあたりを通っていたのか、コースを正確に知りたいと思っていました。江戸・明治・大正・昭和(中山の開発前)と、街道のコースがそう大幅に変わることはないだろうという前提で、戦前の地形図と現在の地理院地図を対照しながらコースを調べたことがあるのですが、当時の地形図は測量技術も精密さを欠いているのか、かなり誤差が出ることが分かりました。ところが1961~1964年の航空写真(中山はまだ開発されておらず、昔の道だけが写っている!)を利用すると、ほとんど誤差なく地理院地図で、昔の中山街道がどこを通っていたのかを辿ることができるのです。私にとっては大発見でした。時間がある時に、しっかりとコースをトレースしてみるつもりです。楽しみが増えました。

 ということで、新しい二つの資料との出会いは、私の脳みそを活性化させるには、十分な力を持っていました。アリガタヤ、アリガタヤ。


 
 
 

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