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三太の復活

  • 小林孝男
  • 2019年4月1日
  • 読了時間: 2分

(2015年4月26日の教会の「週報」に掲載した文章です。三太のことを思い浮かべながら、ブログに掲載します)

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 溺愛していた愛犬が、4月3日(金)の早朝に息を引き取りました。2004年のクリスマスシーズンにわが家にやってきた黒のトイプードルで、名前は「三太」(サンタ)。この10年間、私の支えであり、癒しであり、喜びでした。三太は、私に対して決してダメ出しをしませんでした。「もう少し頑張ってみなよ」「こんなんじゃ話にならないじゃないか」「もっとちゃんとできないの」、そんなことを決して言いません。ただただ私を慕ってくれました。一緒にいることを喜んでくれました。無心で、無邪気で、計算などしません。そんな三太がそばにいてくれたことで、どれほど私は助けられたことでしょう。

 3月31日をもって41年間務めた職場を退職しましたが、三太はその日からピタリと食べなくなったのです。大好きだった散歩もしなくなりました。心臓をトコトコさせながら、ほとんど寝たきりになってしまいました。ご主人を一生懸命に支え続けてきた三太は、「今日で無事退職なんだから、これで安心だね。僕の仕事はこれでおしまい。僕、もう頑張らなくていいでしょ」、とでも言っているかのようでした。実は三太は、2年前に肛門腺近くに大きな癌が発見され、獣医からは「もう長くはないでしょう」と宣告されていました。その段階ですでに、抗がん剤治療も手術も効果はないと診断されていました。そんな状態でありながら、三太は私のために頑張って一生懸命に生き続けてくれました。ご主人が退職の日を迎えて、ほっとしたのでしょう。三太の張りつめていた気持ちは弛緩したのです。

 三太が息を引き取った4月3日は、受難日(Good Friday)でした。イエスが私たちの罪を一身に背負い、十字架で亡くなられた日です。三日目の朝、父なる神は死の淵からイエスを引き上げてくださいました。死の力は打ち破られたのです。私たちはイエスの死にあずかることにより、イエスと共に永遠の命に生きる者とされています。三太も私の心の中に復活し、いつまでも一緒にいてくれると信じています。


 
 
 

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