top of page

三つのお願い

  • 小林孝男
  • 2019年6月3日
  • 読了時間: 2分

 民事訴訟を起こされました。契約不履行によるもので、不動産の差し押さえの強制執行もあるようです。この訴訟を取り下げてもらうためには、民事訴訟告知センターへまず連絡を取る必要がある、とのこと。

 ついに私にも先日、「振り込め詐欺」の葉書が届きました!もっともらしい文言を使用し、相手を心理的に混乱させる文章は、ある程度の教養と知識を持ち合わせていなければ書けません。そのせっかくの才能を悪事に使う訳ですから、何と残念でもったいないことでしょう。連絡先の「民事訴訟告知センター」の受付営業時間も記されていますが、日曜・祝日は除くとなっています。詐欺の皆さんも、人を騙し荒稼ぎすることに良心の疲れを感じてしまい、精神的に休みを必要としているということならば、まだ救われる可能性は残っています。しかし、平日は日常業務で人騙しの電話対応に精力を使い、日曜日は日常業務から離れ、新しい人騙し戦略プランを練る時間としているようであれば、救いようがありません。

 そもそも人を騙し、犯罪を犯しながら金儲けをしようという発想が、私には全く理解できません。罪悪感はないのでしょうか?ゲーム感覚なのでしょうか?私も高齢者になって実感していますが、時として突然の事態に対しては、冷静で適切な判断ができなくなってくるものです。そのような能力が加齢と共に退化してしまうのです。それは悪いことではなく自然なことです。その弱さに付け込むヤツこそが悪いのです。

 詐欺の皆さんに、三つのお願いがあります。一つ、色々な手口を巧みに考えるその創造的な発想と才能を、安心して生活できる社会実現のために生かしてください。二つ、人を騙すために費やす膨大な時間を、平和な世界を作るために使ってください。三つ、人騙しの熱心さと執拗さを、暗いニュースばかりが多い世の中に、明るい光をもたらすために用いてください。詐欺の皆さん、老人の三つのお願いを、どうぞ聞いてください。


 
 
 

コメント


© 2023 by Conferences Website. Proudly created with Wix.com

bottom of page