じっと手を見る
- 小林孝男
- 2020年4月8日
- 読了時間: 1分

古稀を迎えた日、改めて自分の手をまじまじと見つめ、シワの多さに唖然としました。意識の中ではさほど老いなど感じてはいなかったのですが、手のシワが肉体の老化の現実を痛烈に教えてくれました。正しいことを行った手、間違ったことをしてしまった手、人を助けた手、裏切った手、清らかな手、汚れた手、様々な色に染まった手です。70年間生きてきた私の年輪がこれらのシワであり、その一本一本に、良いことも悪いこともしっかりと記録されているのでしょう。消し去ってしまいたい思いもありますが、愛おしさも感じます。
特に病気に悩むこともなく(もっとも健康診断を受診すれば色々見つかるのでしょうが・・・)この年になるまで生かされたのですから、あとは儲けものの人生です。冒険するのもよし、静かに暮らすのもよし、苦労を買って出るのもよし、平々凡々と生きるのもよし。「人生は清書のできない下書き」です。それならそれで腹を据えて、上手に書けないことは百も承知の上で、一筆入魂、大胆に下書きに臨むしかありません。あと1年なのか、5年なのか、はたまた10年以上なのか知る由もありませんが、「みこころのままに」と「ケセラセラ」でやって行くことにします。



コメント